【印象に残ったところ】
プレゼンターは、いったいなにを心がければいいのか。最大の目標は、受け手が妥当な判断を下さるような状態をつくることにある。
プレゼンというサービスによって、クライアントの目的達成をサポートし、より幸せな状態になってもらうことが仕事であり目的。
まずはゴールイメージを定めること。
プレゼンの準備段階で、必ずやっておかなくてはならないことは 相手 を知ること。相手は原則としてプレゼンの意志決定者。
考え方を知るためには、さまざまな資料にあたること。相手の言語録や講演録、寄稿、著書。すべて調べて参考にする。
相手ということであれば、競合プレゼンの場合は、リサーチの対象に競合相手も加えたい。競り勝つための戦略を考えるうえでは、これも必須の情報だ。
繰り返すが、ひとことでいえないようなプレゼンのコンセプトは、十分な咀嚼がなされていないと思ったほうがいい。ひとこと化はプレゼンの絶対条件である。
紙でもホワイトボードでもかまわないが、プレゼンのコンセプトについて、要点やポイントとなるべき考え方、論点などを書き出してみる。そうすれば、プレゼンのコンセプトに関する自分の頭の中がそこに具体化される。あとはそれをみながら考えを整理していくのであふ。ここでもカギを握るのはひとこと化。
クライアントの企業がどのような状況にあるのか、これからなにをしようと考えているのか、といったことも含めて、与えられたもの以外に、どれだけ多くの情報を集められるかが明暗を分かる。
ごまかしは通用しないし、愛想笑いも効かない。徹底した論点の整理と、説明のロジックが問われる。
【今後に活かすこと、感想】
上記全てが刺さった。
2週間後にプレゼンを控えているので、ここに書かれていることを丁寧やって、他社を圧倒するプレゼンをやり切ろう。
とてもわかりやすく具体的な内容の本だったので、著者の他の本も読んでみようと思う。